経営は難しそうだ

以前、友人らとBARへ行った。
そのとき、飲食店の社長が来ていて、友人が仲良かったので話を聞いた。
どうやら、その飲食店は全席喫煙がOKだという。禁煙派の私からしてみれば、「あまり良くないな・・・」という印象だ。食べ物の匂い、味がなくなってしまうから。
話を聞いていくと、このへんのお店は全席禁煙となっているという。そこで、全席喫煙OKのお店をやっている、との事だ。なるほどね。
「この辺じゃ、全部禁煙だし、スモーカーは肩身が狭いよ。だから、喫煙をオーケーにしたんだ。そうしたら、タバコを吸う人がくるから、いいんだ」みたいな事を、タバコを吸いながら喋っていた。お酒も回っているし、「ふむふむ。そういう考えがあるか・・・」程度の感想しか持たなかった。
でもさー、この喫煙を許可した理由はそこじゃないような気がするんだよね。自分がタバコを吸うから喫煙OKのレストランにしたんだと思う。自分が行きたいレストランを作ったんだと思う。それは、決して悪い事じゃないだろう。
けど、レストランの成功は、雰囲気、味、立地条件などなどの複雑な事が混じり合って今につながっているんだ。タバコOKかどうかは、その成功の理由の一部でしかないだろう。でも、「タバコOKにしたから、客が来るようになった」とも言えるんだよね。そこだけで、「その判断は、すばらしい!」と即レスは出来ないだろう。まぁ、バーだし、流れにノッた方が楽しいんだけどさ。
この社長が、喫煙OKのレストランを、本当に上記のような理由で作ったとして、本当に喫煙者のお客を呼び込んでいるなら、優秀だなと思う。もし、そういった判断でレストランを経営しているならば、「まわりが喫煙OKのお店ばかりで、禁煙者の肩身が狭い状況なら、あなたのレストランを喫煙お断りにしますか?」という質問に、「もちろん!!」というんだろうな。